拉致のなぞ
北朝鮮で死亡したとされる8人の資料を交渉団が持ち帰った
横田めぐみさん(当時13才)の3枚の写真があった
拉致直後の制服を着た室内の写真、結婚前の白いコートを着て赤い唇をして立った写真、結婚後と思われる黒っぽいコートを着て車の側に立つ写真である
孫のキムヘギョンさんは遺伝子検査の結果めぐみさんの娘であると証明されているから結婚している
車は専門家はベンツと言い、ドアが少しあいている
髪もキチンと注文のパーマをかけ服装もコートはドルショップで買ったものらしい
これらから相当高い地位の仕事をして収入も相当あることがうかがえる
残っている8人は北朝鮮から出せない仕事にかかわっていると推測される→情報局工作員
帰国した者は翻訳等の秘密でない仕事だったからだ
なぜ北朝鮮が日本人を拉致したか
朝鮮総連をはじめ日本の事情に詳しい在日朝鮮人はいるし協力を申しでる者もいる
拉致は日本国内に協力者がいなくてはできないし長年わからないほどうまくやったのだからだ
拉致は1975年以降に集中している
‘75年はベトナム戦争の終わった年である
当時分断国家は3つあった
ドイツ、朝鮮、ベトナムであった
そのベトナムは武力でアメリカに勝って統一に成功したのだ
しかも共産主義の北ベトナムが勝った
朝鮮は‘50年に朝鮮戦争で統一に失敗している
しかし北朝鮮は今度は武力で韓国に勝てるのでないか、と思ってもしかたない
ベトナムが世界最強のアメリカに勝ったからだ
朝鮮戦争ではアメリカが北朝鮮の南進(韓国征服)を阻止している
中国の参戦がなければアメリカが朝鮮を統一していただろう
中国国境の鴨緑江までせめて上がって日本が作った鴨緑江ダムを爆撃したからだ
日本人のパスポートを利用して韓国に潜入してつかまった北朝鮮の工作員(スパイ)がたくさんいる
なかには釈放されて北朝鮮に帰国して英雄扱いになった者もいるのだ
日本はスパイ天国と言われた
北朝鮮の工作員(スパイ)を捕まえても6ヶ月で釈放したからだ
さらにマンギョンボン号のような船が自由に行き来して日本国内に指示をだしていたのだ
貿易船を止めることもしなかった
日本海岸から北朝鮮まで一日で行けるのである(朝鮮は戦争中まで日本国内であった)
北朝鮮に対して制裁は一度も発せられなかった
これが何でもできると誤った信号を送る結果となった
20年前に九州の警察は北朝鮮の工作員をつかまえてその手口を詳しく報告している
なぜか政府内でその情報を無視している
拉致は国内問題でもある
国内の拉致協力者は一人として逮捕されていない
マスコミのほうが協力者と思われる人物を韓国まで追って面会までしている映像を流していた
公安当局は北朝鮮のスパイに気がついていたがなぜか活動をとりしまらなかった
拉致されたとされる人間は増えて30、50人さらに被害者はもっと増えるかもしれないのだ
せめて拉致情報を早く流していたら被害はすくなくてすんだかもしれない
記者やなかにはモト共産党員が追及して拉致が明るみにでたのだ
民間人の活躍や拉致被害者の家族会の追及ができなければ政府はほほかむりをつづけるつもりだったのだろうか
これだけ問題になっている関心事を隠しとうせないだろう
拉致被害者の5人が帰ってからの騒動は大変なものだった
しかもアメリカ人のジェンキンスさんも在日米軍に帰ってきた
金正日政権が倒れたら一気に解決する事件である
しかしクーデターか暗殺か、激変をともなう事件となるだろう
そうなれば難民が周辺国へおしよせるだろう
いまでも少数の脱北者で大騒動であるがその数千倍の人数となるだろう
韓国は北朝鮮人民を自国民としているが激変には耐えられないと言う
平和的手段でするしかない、はアメリカを含む6ケ国もわかっている
そうなると拉致問題はなかなか進展しない
今や韓国を征服するどころかアメリカの攻撃が現実になることを一番おそれているのは北朝鮮である
改革解放が出はじめて民衆は政府を信頼していない、自分が食べるのがやっとだからだ
開城ケソンの工業団地を作ったり南北レール連結のように韓国しか北朝鮮を助ける者はいない
金剛山の韓国民の観光は続いている
朝鮮戦争の開城ケソン攻防や38度線を知るものは少なくなった
その軍事政権が北朝鮮に50年間存在したのがいけなかったのだ
軍事政権は独裁である→金正日
日本の戦争中と同じだ
人権は考えていない
ベルリンの壁が崩壊してドイツは統一した
ゴルバチョフの合理的精神がソ連の崩壊になりロシアを初め各共和国が独立国家となった
ソ連帝国の崩壊である
東欧の各国の共産政権の独裁者と共産政権はなくなった
冷戦の終結である
ロシアや東欧諸国は資本主義国となった(表面だけかもしれないが)
元ソ連だったバルト3国やポーランド、チェコ、ハンガリーはEUに参加した
唯一残ったのが北朝鮮である
その幕引きをどうするか
中国は改革解放で市場経済となっている
WTOにも参加し4年後に北京オリンピックも開かれる
西側諸国となんら変わらない(共産党の独裁等と裏では相当違う面もあるが)
これを見習うしかないだろう
6ケ国協議に従わないならその結果は重大であると北朝鮮は認識すべきである
公共の会場から金正日の肖像画が撤去されているのは父子継承の独裁色を薄めるためであろうか
何らかの変化があると期待したい