不審者扱い
村の中に新興住宅ができるとそこの住民は奇異な目で見られる
旧の村の中を通るたびに挨拶もしないのはお互いが知らないからだ
しかも新興住宅の住民同士も寄せ集めでよく知らない
しかし旧の村人は新興住宅地を見てまわるし住宅地の道を散歩もする
新しい住宅が建ったりして変わる住宅地を見るからだ
犬の散歩は住宅地と決めている人もいる
しかし村の道を散歩する(犬の散歩もする)と新しい住民はじろじろ見られる
よそ者に対する視線はきびしい
不審者扱いだ
時には警官を呼ぶ
しかし盗みに入っていないから逮捕はできない
単なる散歩だからだ
朝早く散歩したらどうか
やってみたら塀のむこうに犬を置いた
そばの道を通るとほえる
夕方の散歩はどうか
動向を注視している、不審者扱いはかわらない
公園が近くにあるがそこまで行くには村の中を通らねばならない
運動公園では散歩用の自然歩道が尾根にできている
健康の森と称されて散歩道沿いには体操をする場所や鉄棒等の簡単なアスレチックの設備がある
そこを歩く人はほとんどいない
村人は運動をしない、散歩もしないが犬の散歩はする
住宅地の住民は田畑で働かないので運動不足の解消のために散歩する
だから散歩や運動をする人を村人は理解できない
さらに楽しみのために活動をすることは村人にはない
最近テレビの「楽園通信」で田舎にペンションを開いた町の人を紹介しているがこれは成功者だと思う
NHKで田舎暮らしを始める人のための紹介番組のほうが実際的だった
まず第1に村人と話し合い、つき合って気が合うかどうかを確かめる
アウ、アワナイ、等あいしょがあるからだ
集落の住民はお互いが擬似家族のようなのだ
第2に農業だけでは生活できない(俗に言う食べていけない)
他所で仕事を見つけなければならない
第3に古い農家は自分で改造する楽しみを持つ、お金をかけない等とその道の先達がアドバイスをしていた
要はつきあいがむつかしいのだ
村人は損になることを嫌う
新しい住民が損害を与えないか心配しているのだ
警戒心を解くのはむつかしい
何年たっても新旧の住民は挨拶もしない
隣の市との合併をする話がでてきた
平成の大合併の余波が来たのだ
合併して市の人口がこちらに移動したら住民の意識も変わるかもしれない
これは何年もかかるだろう
それまではお互いに警戒心を持ってつきあわねばならないだろう
住宅地はひっこしが多い
一生住み続けるかどうか考えてはいない
住民の出入りが多い
一方村人は代々の顔ぶれがほぼ決まっている
いったん村人になると引っ越して住居が変わってもつきあいを要求する
もう村人でないと言っても承知しないのである
時には村の費用をはらわされるハメになる
生活習慣の違う者どうしのつきあいはどうしたらよいのか
人間関係は簡単にいかないようだ