大人と子供
少年による事件が続いている
大人になるのは思ったよりもむつかしいとわかった
大人とはどういうモノかと昔からいろいろ考えられてきた
通過儀礼は昔の部族からつづいている大人になる儀式である
今の日本では高卒=大学受験がそれにあたるだろう
客観的に自分を見るとか死についての宗教意識とかいろいろ言われてきた
ずるくなることが大人になる条件の一つである
妹尾河童というデザイナー兼作家の子供っぽいところは参考になる
子供が小学校の理想の父を書いていた
ふつうのお父さんになりたい、と一行だけであとは白(紙)であった
9歳上の姉は、子供っぽい父に育てられるのはタイヘンと書いた
新聞をアリガトウと教えてほんとうの意味を知った時は当分口を聞いてくれなかったそうだ
キタキツネが子育てをする方法を見て妹尾さんは自分と同じだと言った
ヒー、北キツネ並みだったのか、と姉が言った
体当たり、体で教えるのである(言語ではない)
妹尾さんの絵は細密画のようで細かいところまでペンで描いてある
またエッセイのうまさは抜群で読ませるのである
いつもスケール(巻き尺)をもっていて計るらしい
道理で有名人50人のトイレの上から見た鳥瞰図ちょうかんずは鳥からの視点でかいてある
この描き方は、秘伝河童流、俯瞰図ふかんずの描き方で公開している
遠近法の一変形だとそうだ
一点にから放射上に見えるように描くのだそうだ
絵に全く才能がない自分だが理論としてはわかる
ダビンチ以来の西洋の描えがき方である
何でも計る、から何でも調べあげてから書くのは作家として当然であるが画家としての目があるから徹底している
まるで子供が時計を分解して調べているみたいである
学者、画家、(エジソンのような)発明家、探検家などは大人であればゴマカスであろうことやモノを徹底して追及するのである
最近では冒険家というのがあって堀江さんのようにスポンサーをつのってヨットで航海する者もいる
今も世界一周でどこかの海にいるらしい
子供があこがれることを老人になろうとしてもやっているのである→職業
妥協するのが大人の条件であれば彼らは子供の精神を持つ大人である
しかし現実に妥協しないから大発明(家)や天才が生まれる
子供の心をもちつづけるのもよいことである
しかし現実を逃避しすぎて生活費を稼がなくては飢え死にがまっている
自分の才能の限度をみつけるのも大人になる条件かもしれない