私欲
あっしには関係ないことでござんす、の木枯し紋次郎を演じた中村敦夫氏元参院議員が言う
今の政治家は私欲によって行動している
家業を継いだ政治家、官僚上がり、業界のダミー、労組の勇退先、(売れなくなった)タレント上がり
彼らは当選が先で理念や政策は後でよい
今の人類史的な危機は総て環境問題に直結している
過去、世界は経済成長を目標に猛スピードで突進した
しかし成長の前提である資源が枯渇し残りものを奪う戦争が激化している
成長のために浪費が進み科学物質の乱用が横行している
結果、異常気象、大気や水や土壌汚染が限度を超えた
この影響で食料危機がせまっている
つまり生命環境が追い詰つめられている
人間は動物の一種で地球に寄生して経済活動をしているだけだ
経済のためにその器を壊そうとしているのは本末転倒である
あたらしい価値観やライフスタイルを提示し制度化すべきである
(朝日、日曜版be、読み解く政治より)
長い引用だがもうひとつ、同じ紙面より高杉晋作の行動を比較しよう
あたらしい価値観が何か、新しいライフスタイルは何かの参考になる
高杉晋作の奇兵隊を例にあげたい(よく知られているがーー)
時代を変えた考えと行動があるからだ
奇兵隊は身分に関係なく入隊できた、のはよくしられている
隊の決定は合議制で隊士の意見を伍長がまとめ伍長の会議で隊の方針を決めた
さらに近くの元祖NGOの有馬住職は戦中に日本で被災した韓国、朝鮮人の遺骨返還運動をした
被災者は皆平等だという考えがあった
理想を描いて社会を作る、を唱え人を酔わせ自分も酔うように行動した
戦後教えられた私欲を実現するのがよいの正反対の人々である
アメリカ人とつきあって平等に扱うを実感した
考えてみれば旧大陸ヨーロッパの階級制度に反対して新大陸に自由を求めたのだ
身分制度なき社会がアメリカであり、同時に平等、機会を平等に与える、も追求していると感じた
日本は二度、明治維新と太平洋戦争で階級制度がなくなって平等になった
しかし富や財ができると差がでてきた
2極化である
杉田かおるさんという女優が元日産コンツエルンの孫、鮎川氏と結婚したと知ってびっくりした
彼女は42才になって、男に捨てられた負け犬として名を売っていたからだ
鮎川氏の親戚が沈黙しているのは当然である(びっくりしている)
世の中をA様(勝ち)B様(負け)や、勝ち組、負け組みとかで2つにわかるのが流行っている
不況になって会社や銀行の倒産、失業はあたりまえ、若者の40%は失業状態、年金をはらえないし十分もらえない等、等
一方(財産が一億円以上ある)億万長者は増えているし、年金等で月百万円ある人もいる
土地を安い戦後に買ったのが売ったら億となった人が多いそうである→土地の高騰
戦後50年たって社会階層が2極化したと思われる
若者がいまから一億円の財産を作るのは不可能であろう(少数はいるだろうがーー)
戦後誰もが金持ちになれる夢を見たのと大きな違いである
アパートの一間に住んでいても中流意識があったし、懸命に働いたら家を買って中流になれた→住宅金融公庫
いまや階層は固定したのである
あっしには関係ないことでござんす、とは政治家は言えないだろう
政治は平等を実現するのが目的である
(その方法や主義、主張はいろいろあるし、国家、民族によっても違うがーー)
経世済民=経済では人を食べていかせるワザを提供するのが目的である
あまりにも社会が複雑になって政治家や財界人は何をしているのかわからなくなってしまったようだ
杉田かおるさんのように一人だけを「勝ち犬」にしても問題は解決しない
平成の高杉晋作が待たれる
しかし130年前と違って平和的手段で実現してほしい
戦争では何も解決しない、と日本人は学んだのだ
実家は150年以上前の江戸時代に建てられた
幕末から平成まで見た証人である
今は誰も住んでいない
それぞれの人生を生きるために誰もいなくなった
小さな幸せがあればそれでよいのである